10年。

 



あの 9.11から 10年が来る。
そして
あの 3.11から 半年がきた。


10年前のあの日 あの時間
わたしは「千と千尋の神隠し」の映画をレイトショーで見ていた。
映画が終わって 席を立ち始める人たちのざわめきの中で
ケータイに かこからメールを見た。
「ニューヨークの貿易センタービルに飛行機がつっこんだんやてー」
この一行を理解するのに どれほどの時間がかかっただろう。
あの一瞬を鮮明に今でも覚えている。

想像を逸するものは
「目で見たものが体の中をめぐり 頭が理解し 心が受け入れる。」
時間をいっぱい要するものだと思う。


津波の映像を半年経った今 目にしても 
いまだに 映画のワンシーンのようにさえ”思いたい”
現実を受け入れられない私がいる


わたしの中の「復興」という言葉は 現実味がないもので
復興から連想するものは 「戦後の日本」でしかなかった。
戦後13年経って生まれた私の生きてきた時代は
もう 発展するばかりの日本で意気揚々としていた
中学校になった頃には
政治経済の先生が
経済大国になってきた日本が
世界のどんな重要な国になっているのかを教えてくれ
この国に住んでいることは誇りだよ・・・・と
何度も教えられた。
そう信じて大人になった。

戦争を乗り越えて成長を遂げ
平和を守る「復興できた国」
そんな日本の時代を生きてきた。
そしてそれは続くはずだった・・・

今年になって 30代前半の彼女に言われた。
「いい時代を生きてきたんですね・・・」
なんか衝撃的だった。

言葉を失うようなヒトコトだった。
私より後に生きてきた人たちのほうが
いい時代だったはずなのに
いい時代じゃなきゃいけないはずなのに
そうじゃないのか・・・?

出来ることなら 中学校のあの先生に聞いてみたい。
先生・・・
今の日本はどうですか・・
どうしたらいいのでしょう・・・

わたしたち世代が先生の言葉で 
何もわからないけど「日本は大丈夫なんだ・・いい国なんだ♪」と
思い育ってきたように
もう一度 
暗示でもいい・・
「日本は大丈夫なんだ!」
そういって夢見させ
この国難を導いてくれる人はいないのか・・・
何度も変わる国のトップに毎回一縷の望みを持つ。





50を過ぎて 先がおぼろげに見え始め思うこと。

足元見ない先に・・・
人生に華やかなゴールなんてない。
行き着く先も 手に入れるものもない。
遠い先には幸せはない。
なんて・・現実的なことが見える年代・・・(笑)


見落としてしまいそうなこと。
足元に一番大事なものがある。

日々の朝が人生のスタートで 
一日の終わりが人生のゴール。
それでいいんだ。

毎日毎日ピリオド打って
私たちは生きていかねばいけないのだった。

今日どれだけ笑っていられたのだろう・・・
今日どれだけ頑張っていられたのだろう・・・
それが一番大事なことだった・・・。


ネットで「こころいろ」綴って12年。
綴ってなかったら忘れてしまっただろう過去がここにある・・
あの日が幸せだったと今気づく。
だから
今日も幸せにできる。


あの時一緒してくれた人がいることが
今日も一緒していてくれる人がいることが
何よりもの財産だと自慢する。


10年前のこころいろ
10才 年を重ねた私が書く今日のこころいろ

「生きている不思議 死んでいく不思議」
10年経っても思いは同じ。

だけど・・
わかっちゃ様なことを書いているけれど
まだ
本当にわかっていない・・
・・・・・・と 思う。



10年後の私は
この9.11をどんな言葉で記すのだろう・・・・




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